movie さよならくちびる
-体温の上昇が 伝わっている気がして
目蓋を開けるのを躊躇した
-溢れそうな言葉を あわてて
たばこに火をつけ ふさいだ
-全部わかって欲しいわけじゃないけどさ
そういうことだって言いたいだけ
麦ちゃんと小松菜の声にはまっていたなと
2人の腹の底から出ている訳ではない声と
客席を見てるんだか見てないんだか
曖昧な目ん玉が、2人は2人自身にというか
2人の世界に向けて歌ってる気がして
そこに私達もシマでさえも入れないんだろうなと思ったり
『バカでいいじゃん!』
『やったもん勝ちなんだよ、そんなの』
レオのセリフなんだけど、
そう生きられたらどんなにいいか…
ちょっとぶっ飛んでるくらいが、人生楽しいんだろうな〜と凡人長女は思うわけです
ハルとレオは生きづらい側の人間で
麦ちゃんは特にはまり役で上手いよね…
『愛がなんだ』でも思ったんだけど、
いくら大切な人と喧嘩したりムカついたりしても 大切な人が傷つくのは見てられなくなる
成田凌キャスティングの時点で
ああ、クズな男がまた1人生まれる…と
思ってハラハラしていたけど、
シマはいいやつだったな(しかし元クズ)
しかし、セリフや歌詞を考えているひとの
頭の中はどうなっているのだろう
私は今まで読んできた本と観てきた映画で
これは…!と思うフレーズを引き出しに入れておいて、出すイメージで言葉を出しているけど
ゼロから生み出してるのかね
-どうせ止まってしまう
この心臓に水を与えて
時に走らせ動かしていく私達は
夏の始まりにいい映画でした
つぎはゴジラかな〜